見逃すな!2022年注目のAndroidゲームアプリ

Androidのゲームアプリ市場は、課金要素や広告が満載のクソゲーを含め、時間やお金を費やす価値さえない作品で溢れています。しかし、ダウンロードすべき注目の作品もあるのです。インディーズゲームから往年の名作、さらには任天堂が開発したオリジナルゲームまで、数多くのゲームが揃っています。新しいゲームにチャレンジしようとされている方、コントローラーやゲーム機を必要としないカジュアルなゲームをお探しのゲーム初心者の方、単に人気ゲームをダウンロードしようとしている方、どんな方でもお気に入りのゲームを見つけることができるはずです。

この記事では、今年注目のゲームをいくつかご紹介いたします。ご紹介させていただくゲームは全て、Android発表の統計情報に基づいた、2022年のトップモバイルゲームです。無料カジノゲームのように、アプリをダウンロードせずともオンラインでプレイできるゲームが人気なため、出来の良いゲームが注目されないこともありますが、そうだとしてもダウンロードする価値のあるゲームをご紹介いたします。

1:『Among Us(アモングアス)』

『Among Us』のコンセプトは、宇宙で行われる人狼ゲームとシンプルなものですが、だからといって他のプレイヤーを騙すのが簡単なわけではありません。ゲームが始まると、クルーとなったプレイヤーはタスクを完遂していき、インポスターとなったプレイヤーはあたかもクルーであるように振る舞います。そして、インポスターは、気づかれないようにクルーを暗殺していくのです。クルーの死体が発見されると、全員がミーティングに招集され、誰をエアロックから追放するのか話し合うのです。インポスターをエアロックから追放できればクルーの勝ち、一定数のクルーが暗殺されてしまった時点でインポスターの勝ちとなります。

2018年に発売されたゲームにもかかわらず、世界規模のコロナ禍の中で人気が爆発し、2020年最大級のヒット作となりました。

2:『Please, Touch The Artwork』

ゲームをアートに、特にモンドリアンが描いた絵画や様式をテーマにすることで、ゲームはアートになりえるのかという論題に挑む先鋭的な作品です。

『デ・ステイル』、『ブロードウェイ・ブギウギ』、『ニューヨーク・シティ』などのアートがパズルとして登場します。色を塗ったり、線を引いたり、マスを配置したりと、それぞれにユニークな仕掛けがあり、最終的には1つの芸術作品に仕上がります。その間に、作品にまつわるストーリーが展開されます。パズルが好きな人であれば、このゲームは長く楽しめるでしょう。そうでない人も、数時間このゲームを楽しめば、先駆的な抽象芸術について学ぶことができることでしょう。

3:『Overboard!』

『Overboard!』は、殺人の隠蔽を試みるゲームです。少なくとも、プレイし始めた頃は上手くいかないでしょう。大西洋横断の旅で配偶者を海に突き落としたばかりの主人公が、他の乗客と交流し、その中には不審な人物もいます。そして、気がつけば、あなたは逮捕され、刑務所にいることでしょう。プレイ時間は30分程度と短いため、時間をどう使うか、誰と話すか、何を話すか、脅迫、嘘、誘惑をうまく組み合わせて、お金持ちとしての幸せが待つニューヨークへ無事にたどり着けるようなルートを模索することになります。

4:『Device 6』

Simogoが開発したのは、壮大なプレイアブルノワール小説『Device 6』。このテキストアドベンチャーでは、プレイヤーは記憶喪失の女性アナとなり、自分が誰なのか、なぜ謎の島で目覚めたのかを解明していくことになります。

本作はすべてテキストベースで進行するのですが、『Device 6』では、テキストが画面内を動く演出はとてもユニークで独創的です。例えば、主人公が階段を下りていることを示すために、テキストを斜めに配置したり、逆さまにしたりします。ジャズの音色と、伝統的な小説のようなグラフィックデザインは、プレイするほどに味わい深く、やがて謎が解き明かされていきます。

5:『悪魔城ドラキュラx 月下の夜想曲』

『悪魔城ドラキュラ』シリーズのゲームがAndroidアプリとして登場しました。アルカードという名の吸血鬼を操作して、城に攻めてくる悪の大群を退治し、ドラキュラの復活を目論みましょう。本作には、さまざまな防具、グッズ、呪文が用意されており、大規模な武器種とインベントリシステムを備えています。

本作はコナミの名作で、絶対に手に入れる価値のあるゲームです。巨大な城を探検し、ユニークなスキルをアンロックし、爽快なアクションを体験する…シンプルな傑作です。

6:『80 Days』

ノベルゲームやストーリー重視のゲームがトレンドとなっている中でも、『80 Days』は最高に楽しい作品です。ゲームの舞台は世界線の違う1872年、スチームパンクテイストな本作は、『八十日間世界一周』にインスパイアされています。あなたはフォッグの信頼する助手として、80日間で世界を一周するという挑戦に挑むことになります。そのためには、ルートを慎重に選び、物を管理・取引する必要があるのです。インタラクションのほとんどはテンポが良く、エキサイティングな物語分岐がプレイヤーを待ち構えます。

2015年末のコンテンツアップデートにより、15万語、2つの新しいプロット、30もの都市が追加され、リプレイバリューのあるアドベンチャーゲームとなりました。インドで水中列車に乗ったり、巨大な機械象に出会ったりと、冒険心がくすぐられる最高の作品です。

7:『Civilization VI(シヴィライゼーション VI)』

「PCゲームといえば?」と聞くと、ストラテジーゲーム『Civilization(シヴィライゼーション)』シリーズが必ずと言っていいほど挙がります。ですが、本作『Civilization VI(シヴィライゼーション VI)』はiOS/Android版で、地球の運命をその手に…いや、ポケットに収めることができてしまいます。

Firaxis社は当初、iPad版でオーディエンステストしていましたが、現在は現行のiOSまたはAndroid端末で高い評価を得ている本作をプレイすることができます。このシリーズをプレイしたことがない人にゲームプレイを説明すると、国家を選び、その国家の王としてシミュレーションを行うのです。国家によって、またプレイヤーによって、ゲームプレイは異なります。歴史上各国が行ってきたように、都市を築き、戦争をすることになります。そして、プレイヤーが選択した国家はその命運が決まるのです。タッチスクリーンでも十分に楽しめ、非常に中毒性のあるターン制ストラテジーゲームです。

8:『Giant Dancing Plushies (かいじゅうと踊ろう)』

『Giant Dancing Plushies (かいじゅうと踊ろう)』は、他に類を見ないインタラクティブなモンスタームービーです。巨大なトカゲやゴリラが建物を破壊する代わりに、巨大なぬいぐるみがダンスをするという奇作です。

軍隊は当然ながら迎撃を試みてきますが、ぬいぐるみ達は彼らを踏みつけることでやり返します。リズムに合わせてスワイプすると、巧みなダンスモーションが繰り出され、上手にシークエンスをこなすと、特殊能力が解放されるのです。アプリ内課金もなく、ぬいぐるみとグルーヴィーなサウンドが織りなすクレイジーさの中で、スピード感あるゲームプレイを楽しみましょう。

9:『Playdead’s Inside』

『Playdead’s Inside』はシネマティックホラーの傑作で、モバイル端末でもPS4と同じように動作します。また、これまでに作られた最高級のインディーゲームでもあります。ゲーム開始時に暗い雑木林から現れた少年は、神秘的な森、ディストピアの大都市、水没したトンネル網、大規模な地下実験室などを巡る旅に出ることになります。ダッシュし、ジャンプし、謎を解きながら進んでいくのです。本作は何も前情報なしにプレイした方が良い、物語性が深いホラーゲームです。

10:『Townscaper』

『Townscaper』は、地平線まで延びる水面から始まります。タップすると、小さな島が現れます。2回目のタップで、小さな家が現れます。さらにタップすると、小さな島が出現し、小さな家ができ、さらにタップすると、大きな建物ができあがります。

しかし、どういったものができるかは、このゲームのアルゴリズムによって左右されるため、自分でそれを解読する必要があります。何がどうできるかなんていうチュートリアルはないのです。しかし、太陽の位置を変えたり、風景のグリッドを切り替えたり、小さな町をコレクションしたりとのプレイの幅は多種多様です。

これは、ゲームと呼ぶにはほど遠いものかもしれません。ゴールも、スコアも、時間制限もない。しかし、『Townscaper』には、ある種の純粋さがあり、そのシンプルなコンセプトは、いつまでも魅力的であり続けることでしょう。

11:『Playdead’s Limbo』

インディーゲームチームPlaydead社の第2作目である本作、ゲーム界では「名作」という言葉が必要以上に使われることがありますが、『Limbo』は紛れもなくその賞賛に値するような傑作です。小さな子供が、恐ろしいモノクロの世界で行方不明の妹を捜すことになります。

パズルを中心に、どちらかといえばシンプルなゲームですが、その荒涼とした美しさや不気味な雰囲気、そして優れたデザインによって、まったく新しいゲームに仕上がっています。この作品を言葉で語ること自体が愚かな試みかもしれません。是非、自らプレイしてみてください。

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