ゲーム原作のカジノゲーム

近年ハリウッドでは、『ソニック・ザ・ムービー』や『名探偵ピカチュウ』に始まり『モータルコンバット』などゲームの映画化やシリーズ化が盛んに行われている。こういったコンテンツのいわゆる“メディアミックス”は映画・シリーズ化にとどまらず、実はリアルマネーをベットしてプレイするオンラインカジノのゲーム化も行われている。

オンラインカジノはランドカジノと同じようにブラックジャックやバカラなど、多くのゲームを持っているが、オンカジへのゲーム化がされるのは主にスロットが多い。オンラインカジノのレビューサイトなどでオンカジ独自のスロットのプレイ方法などについて詳しく説明されているが、スロットはグラフィックを使うことのできる要素が大きく、ボーナスのパターンなどを使って、ゲームの世界観を存分に表現することができることも、ゲーム化が多くされていることに関係しているのだろう。

この記事では、原作となったゲームの世界観をたっぷりと楽しむことのできるカジノのゲームを紹介したい。

  • バイオハザード6(Skywind)

バイオハザードはカプコンから1996年に初めてリリースされたサバイバルホラーゲームであるが、その後実写版ハリウッド映画としてもフランチャイズ化されるなど、今に至るまで長期間にわたって世界的に大きな人気を誇っている。

オンラインカジノでプレイできるのは『Resident Evil 6』のスロットだ。こちらはタイトルの通り『バイオハザード6』をスロット化したもので、ゲームのプロバイダはSkywind社だ。スペックはというと、5×3のリール、最大25ものぺイラインをもっており、レオン、クリス、ジェイク、エイダの4人のメインキャラクターも登場する。大きなボーナスをかけての彼らひとりひとりをフィーチャーした計4種類のボーナスミッションもあり、テンションが上がること間違いなしだ。また原作ゲームからのオリジナルアニメーションとサウンドトラックを使っているので、特にゲームのファンなら演出面にもきっと心をくすぐられるはず。

ちなみに日本語で安全に楽しむことのできるオンラインカジノは、基本的には海外からの運営によるもの。ゲームのタイトルなども海外での呼び名に基づいていることが多く、こちらもその例にもれず『Resident Evil 6』になっている。カジノのサイト上で検索の際は英題で探したほうが見つけやすいかもしれない。

  • トゥームレイダー – Secret of the Sward (Microgaming)

1996年にリリースされたアクションアドベンチャーゲーム『トゥームレイダー』。アンジェリーナ・ジョリーによる主演で実写映画のフランチャイズ化もされており、ゲームよりも映画版の方が広く知られているのではないかと思うほどだ。

この『Secret of the Sward』のスロットは、カジノゲーム業界でも高い人気を誇るMicrogaming社によるもの。Microgamingは『Jurassic World』など、ハリウッド映画に基づくスロットを多くリリースしており、『トゥームレイダー』のスロット化にこれ以上ふさわしいプロバイダはないと言える。2004年にリリースされたスロット『トゥームレイダー』に続く本作は、ペイラインも前回の最大15から最大30へと大きな進化を遂げ、カジノのゲームとしてもより深く楽しめる。

ゲームのヒロインであるララ・クロフトと共に世界を飛び回るという原作のコンセプトを踏襲しつつ、スロットの通常プレイ時に突然始まるスーパーモードによるフリースピンや、「シュートアウトボーナス」というボーナス用ミニゲームも搭載されている。ララ・クロフトファンなら、大満足間違いなしのスロットだ。

  • ストリートファイター II (NETENT)

『ストリートファイターII』通称『ストII』は、1991年に登場した格闘系ゲームで『ストリートファイター』シリーズの大ヒット作。その人気のほどはもはやここで書かなくても良いほどだが、筆者も小学校時代にプレイしまくった記憶がある。ここで紹介するのはもうひとつのカジノゲームプロバイダ大手、NETENT社開発によるスロット『Street Fighter II: The World Warrior Slot』だ。

ゲームが始まったら、まずは自分のキャラクターを選ぼう。するとランダムに選ばれた相手との戦いが始まり、対戦画面上で5x5リールのスロットを回すことになる。

驚くのは、その音楽やレトロな16ビット風なグラフィックから、あの車を破壊するミニゲームまで、全てが原作ゲームそのままの世界観だということ。というよりキャラクターの動き方から一つ一つの効果音まで、記憶に残っているゲームのディテールそのものなのだ。

というわけで、あの頃ゲーセンで、あるいはスーファミで、家族や友達とたくさんプレイして楽しかった記憶が懐かしい読者の心をくすぐるに違いない。一つ残念なのは、日本で展開しているオンカジでプレイできるところが少ないこと。毎週のように新たな機種が増えていくオンラインカジノだが、今後プレイできる機会が増えていくことを期待したい。

また上に紹介したスロット以外にも『Jurassic World』や『ヘルボーイ』など、いわゆる“原作もの”のカジノのゲームは存在しており、今後もさらに作られていくと思われる。これらのゲームが好きな方は、スピンオフ的な気分で、こういったスロットなどにもチャレンジしてみると、ゲームの世界観により深く触れることができるかもしれない。

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