【クリアレビュー】『かまいたちの夜×3』色褪せない名作だがベタ移植でもったいない!【Nintendo Switch / PS4】



今回は、9月19日にリリースされた『かまいたちの夜×3』のクリアレビューです。
 ノベルゲームファンであれば、一度は触れたことがあるであろう『かまいたちの夜』。シリーズは、1994年にスーパーファミコン向けに第1作が発売されて以来、シリーズ累計で約200万本を出荷しており、今年で30周年を迎えます。画面に表示されるテキストを読み進め、選択肢によって物語が分岐していくという「サウンドノベル」を幅広く一般化した作品として、ノベルゲームジャンルにおいてきわめて重要な作品です。
 今回の『かまいたちの夜×3(トリプル)』は、そんなシリーズの30周年を記念してリリースされました。とはいえ、新作やリメイクということではなく、2006年に発売されたシリーズ第3作の移植版となっています。レビューで詳しく見ていくように、さまざまな課題もあるのですが、まずは作品概要から理解していただけますと幸いです。

序文
サウンドノベルの金字塔『かまいたちの夜』
 ・『かまいたちの夜』(1994年)
 ・『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』(2002年)
 ・『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』(2006年)
『かまいたちの夜×3』プレイ前に知っておきたいこと
 ・2006年にリリースされた『かまいたちの夜×3』の移植
 ・2024年とは思えないほど「ゴリゴリのベタ移植」
30周年記念としては心許ないが…
 ・それでも「かまいたちの夜」は面白い!
 ・プレイ時間/ボリュームについて
結語

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